家売却の手数料はいくらかかる?家売却の手数料リストを紹介!

2019.08.22投稿 不動産売却のことなら【すまいうる】
監修の中村裕介さんの写真

不動産ライター兼不動産経営者

監修 中村裕介

家売却にかかる手数料にはどのようなものがあるのでしょうか。

また、節約する方法などはあるのでしょうか。この記事では、以下のような疑問や質問にばっちりお答えします。

この記事ではこんな悩みを解決します!

  • 家売却にかかる手数料をザックリ知りたい
  • 家売却の手数料で何があるか知りたい
  • 家売却の手数料で絶対かかる費用を知りたい

家売却にかかる手数料と費用のリストを作成し、それぞれの費用について、家を売却したことのない人にもわかりやすくお伝えします。

また、それらの手数料・費用を安く抑える方法をまとめます。

仲介手数料をなくすために自分たちだけで直接取引するのはおすすめしない理由についても解説します。

この記事を読めば、家売却に関連するあらゆる手数料についての知識が身につくはずです。

家売却にかかる手数料・費用リスト

家を売却するためには様々な手数料や費用がかかります。

家売却にかかる代表的な手数料・費用については以下の通りです。

  • 仲介手数料 
  • 印紙税(裏技あり。記事後半で解説しています)
  • 不動産抹消登記費用(住宅ローンが残ってる場合)
  • 司法書士への登記手数料
  • 測量費用
  • リフォーム・クリーニング費用
  • 引っ越し代

それでは、各項目の具体的な内容について確認していきましょう。

仲介手数料 

家を売却する場合、ほとんどのケースでは不動産会社に売却を依頼します。

家の売主は売却が成立した後、不動産会社に対して「仲介手数料」を支払う必要があります。

仲介手数料の計算方法

不動産会社に支払う仲介手数料の上限は、以下の計算式で計算することができます。

仲介手数料=(売買金額×3%+6万円)×1.08(消費税)

例えば、家を売却して得た売却金額が3000万円であった場合、以下のように計算します。

売却金額3000万円の場合の仲介手数料=(3000万円×3%+6万円)×1.08=103万6800円

となり、仲介手数料は103万6800円です。

この式で求められる金額はあくまでも仲介手数料の上限ですので、これより低く設定することも可能です。

仲介手数料の半額、無料に関する情報は記事後半で解説しています。

仲介手数料の支払いタイミング

仲介手数料の支払いタイミングは2通りあります。

一つは、不動産売買契約が成立した時点で、売主が不動産会社に対して仲介手数料の半金を支払い、残りの半金は家の引き渡しが完了した時点で支払う方式です。

この方法が一般的です。

もう一つの方法は、引き渡し完了時に一括で仲介手数料を支払う方式です。

仲介手数料以外の手数料を請求する業者に注意する

仲介手数料は成功報酬であり、家の売買が成立するまでは費用を払う必要はありません。

仲介手数料には、家を販売開始してから買主に引き渡すまでの、不動産会社の一切の業務活動の費用が含まれています。

具体的には物件の宣伝広告費用、人件費、交通費、司法書士の手配など、あらゆる費用が仲介手数料として支払われます。

注意して欲しいのは、宣伝広告費やコンサルティング料などという名目で、仲介手数料以外の費用を請求する不動産会社もごくまれに存在することです。

媒介契約書に「広告費用やコンサル料などを支払う」といった文言を書いていない限り、物件の宣伝広告費についてもすべて仲介手数料に含まれるので、宅地建物取引業法に違反している可能性があります。

印紙税

印紙税は家を売却する際に作成する売買契約書についてかかる税金で、収入印紙を貼って納税します。

印紙税の税額は、契約書に書かれている金額によって異なります。

以下は、国税庁のホームページから一部抜粋した不動産売買契約書の印紙税について書かれた表です。

軽減措置は、平成26年4月1日から平成32年(2020年)3月31日までの間に作成された契約書に適用されます。

契約金額 本則税率 軽減税率
10万円を超え 50万円以下のもの 400円 200円
50万円を超え 100万円以下のもの 1千円 500円
100万円を超え 500万円以下のもの 2千円 1千円
500万円を超え1千万円以下のもの 1万円 5千円
1千万円を超え5千万円以下のもの 2万円 1万円
5千万円を超え 1億円以下のもの 6万円 3万円

参考:不動産売買契約書の印紙税の軽減措置(国税庁)

抵当権抹消登記の登録免許税(住宅ローンが残ってる場合)

売却する家に住宅ローンの支払いが残っている場合は、抵当権抹消登記という、抵当権を抹消する登記を行う必要があります。

登記には登録免許税という税金がかかります。

費用は一つ1,000円で、土地、建物それぞれにかかります。

例えば一戸建ての家を売却する場合は、土地と建物あわせて2,000円かかります。

マンション売却の場合で、土地(敷地権)の持分が2つ以上にまたがる場合は、注意が必要です。

例えば2つの土地にまたがる場合は、土地の数は2つとして2,000円、建物代で1,000円の計3,000円です。

司法書士への登記手数料

抵当権抹消登記を司法書士に依頼する場合、司法書士への登記手数料がかかります。

司法書士に支払う登記手数料は事務所によりますが、相場価格は1万円程度です。

測量費用

土地や一戸建てを売る際に注意したいのが、土地の境界線がハッキリしているかどうかです。

土地の境界が定まっていない場合、売却する前に測量して土地の境界を定めなければなりません。

土地の境界が決まっていないと絶対に売却できないというわけではありません。

しかし、買主が住宅ローンを利用する場合に境界が定まっていない場合は、住宅ローンの審査が通らない可能性があります。

また境界が定まっていないことによる隣地とのトラブルなどの心配もあり、買主から敬遠される原因となります。

土地の境界を定めるための測量は、土地家屋調査士に依頼します。

測量にかかる費用は状況によりますが、30万円〜100万円程度はかかります。

リフォーム・クリーニング費用

家を売却する場合にリフォームやハウスクリーニングを行う場合があります。

結論から言えばリフォームはおすすめしませんが、クリーニングはおすすめです。

家売却におけるリフォームとハウスクリーニングについて解説していきます。

リフォームは買主の希望に合わない可能性がある

古い家を売却しようとする場合、リフォームをすすめられる可能性があります。

しかし、古い家を購入しようと検討している購買層は、購入金額を抑えたい人たちです。

購入後に自分たちの生活にあったリフォームを行うつもりである場合も多いため、売主がリフォームした内容が買主の生活に合わない可能性があります。

また、リフォームした分、売却価格を上げる必要があるため、築年数の割には割高な家になる可能性があります。

雨漏りなどの明らかに必要な修理は行うべきですが、通常はリフォームを行わずに、求めやすい価格で販売した方がよいでしょう。

ハウスクリーニングは水回りがおおすすめ

一方で、掃除については徹底的に行う必要があります。

掃除が徹底されている家とそうでない家では、内覧の印象が全く違います。

特に内覧で見られるポイントが、キッチンやお風呂などの水回りです。

油汚れやこすっても落ちない水垢など、汚れがひどい場合はできればプロのハウスクリーニング業者に依頼した方がよいでしょう。

リフォームとハウスクリーニングの費用相場は以下の通りです。

<リフォームの費用相場>

キッチン:50〜100万円
トイレ :20〜50万円 洗面台 :20〜50万円
お風呂 :50~100万円
壁紙:1,000円/㎡:6畳の部屋で約5〜8万円程度

<ハウスクリーニングの費用相場>

水回りのみの掃除:5万円以下(おそうじ本舗やダスキンなどの大手の会社に任せる場合)
一戸建て全体の掃除:10万円以下

引っ越し代

家を売却する際に忘れがちなのが、引っ越し代金です。

引っ越し代金は引っ越し先の距離、荷物の量によって大きく異なりますが、家族での引っ越しの場合、目安としては5万円〜6.5万円程度になります。

家売却にかかる手数料・費用を安くする方法

ここまで家売却にかかる手数料・費用について確認してきました。

ここからは、それらの手数料や費用を安く抑えるための具体的な方法について解説していきます。

1.仲介手数料が半額や無料の不動産会社を選ぶ

不動産会社は、仲介手数料で利益を得ています。

そのため仲介手数料は固定した費用であると考えがちですが、近年はこの仲介手数料が、半額、あるいは無料になる不動産会社が出てきています。

仲介手数料が半額や無料の仕組みは、売主からの仲介手数料を半額にするか、もしくは受け取らない代わりに、買主から仲介手数料を受け取ることで成り立っています。

これらの会社に家の売却を依頼することで、仲介手数料を半額あるいは無料にすることができます。

ただし、これらの会社は新興企業であることが多いため、広告宣伝費も少なく、販売力という点では大手の企業より見劣りします。

多くの人は物件を購入しようとする場合、テレビCMなどで普段から見慣れている大手不動産会社に相談に行きます。

その際に大手としては、自社と契約している物件を優先的に購入希望者に紹介します。

駅前など立地の良い場所に店舗を持たない会社や、無名の会社ではこのような集客は期待できません。

また大手は長年の営業経験を社員にフィードバックする社内教育の取り組みを積極的に行なっています。

このような理由で、新興企業に大手並みの販売力は期待できません。

筆者としては、家を売り急いでいない場合は、このような仲介手数料が半額や無料にしている会社を利用するのも一つだと思います。

しかし半年先に仕事の転勤が決まっている状況など、売却できる期間が限られている場合は、大手か、地元密着型の不動産会社に依頼した方が良いでしょう。

2.不動産売買契約書はコピーを作る

印紙税は不動産売買契約書に対してかかるので、一般的には、売主分と買主分の2通分が必要になります。

ただし売買契約書の原本ではなくて写し(コピー)の場合、課税文書とならずに印紙代金はかかりません。

コピーであっても、契約の効果は同じです。

この方法を利用する場合は、売買契約書に契約書は1通作成して、買主が原本を保管して、売主はコピーを持つという一文を入れる必要があります。

そのため、売買契約書の原本は買主が、売買契約書のコピーは売主が受け取ることで、印紙税を節約することができます。

ケースによってはこのようにコピーにした上で印紙代を折半するという状況も考えられますが、印紙代を半額にできるということでも費用を抑える優れた節約方法です。

筆者も不動産を購入する際、この売 買契約書のコピーを売主、原本を買主とするやり方を経験したことがあり、この時は印紙代は折半になりました。

不動産会社から発案して行なってくれて、全く問題はありませんでした。

3.各費用は必ず複数の会社で見積もりする

上記の通り、家売却には様々な費用がかかりますが、それぞれの費用に関して複数の会社で見積もりをする、相見積もりをとりましょう。

例えばリフォームやハウスクリーニングであれば、会社によってかなり金額が異なります。

費用とサービスの質をチェックしてどの会社に依頼するのかを決定しましょう。

費用削減の手段として仲介依頼しないのは現実的じゃない

家売却の際の費用において、仲介手数料は大きな比重を占めています。

そのため、費用削減のためには、不動産会社に仲介を依頼せずに個人間での直接取引をすればよいと考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、個人の直接取引には様々なハードルがあります。

まずは住宅ローン審査が通らないことです。

銀行の住宅ローン審査においては、売買契約書と重要事項説明書の提出が求められますが、重要事項説明書は宅地建物取引士の資格がないと作成できません。

このためほぼ確実に住宅ローンは通りません。

仮に良い物件だとしても、住宅ローンが使えないとなると、なかなか購入を決められない人も出てくるでしょう。

また、そもそも買主を見つけるのが困難であるという問題があります。

知り合いなど、すでに買主が見つかっている場合はともかく、通常、買主は不動産会社を通さない直接取引を望みません。

不動産ポータルサイトに募集広告をのせるのにも費用がかかります。

さらに内覧対応や売買契約書の作成などを個人で行わなければならず、働きながら販売活動を行うのは難しいでしょう。

このように、費用削減の手段として仲介依頼しないのは現実的ではありません。

どうしても仲介手数料を削減したい人は、上述のような仲介手数料を半額もしくは無料にしている不動産会社に仲介を依頼した方がよいでしょう。

まとめ

それでは、家売却の手数料についてまとめていきます。

記事のおさらい

  • 家売却の主な費用は、仲介手数料、印紙税、抵当権抹消登記費用、司法書士への登記手数料、測量費用、リフォーム・クリーニング費用、引っ越し代
  • 仲介手数料の上限は(売買金額×3%+6万円)×1.08(消費税)で計算できる
  • 仲介手数料以外の手数料を請求する業者に注意する
  • 仲介手数料は直接取引で削減するのではなく、半額や無料の不動産会社に依頼する
  • 土地の境界の確立は家売却に重要。測量が必要か早めに確認する
  • 印紙代は売買契約書のコピーを作って節約できる
    各費用は必ず相見積もりする

家を売却する際にはあまり手数料など支出について意識することは少ないかもしれません。

しかし、記事でも解説した通り、実際には仲介手数料をはじめとして様々な手数料・費用がかかります。

記事でご紹介した費用の節約方法をご参考に、なるべく出費を抑えて、おトクに家売却を進めていただければ幸いです。

監修の中村裕介さんの写真

不動産ライター兼不動産経営者

監修 中村裕介

宅地建物取引士、保育士

1983年福岡生まれ。上海復旦大学卒。 商社、保育園、福祉施設での勤務を経て、現在は不動産の記事を中心に手がけるライター兼不動産経営者。実際に店舗・住宅を提供している立場から、不動産に関する記事を執筆中。 趣味はフットサル、旅行、読書。美容と健康のために毎日リンゴ人参ジュース飲んでます。

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