失敗しない家売却ガイド!家を高く売るための流れ・方法・コツを解説

2019.04.11投稿 ゼロからはじめる家の売却ガイド
編集のすまいうる編集部さんの写真

編集 すまいうる編集部

家を売りたいけれど「なにから始めていいのかわからない…」「どうすれば売れる?」「売れなかったらどうしよう…」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

人生で何度もない家売却だからこそ、失敗したくはありませんよね。

この記事ではこんな悩みを解決します!

  • 初めての家売却だから方法をゼロから知りたい!
  • 家を高く売るためのコツを知って家売却を成功させたい!
  • 家が売れない、ローンが払えない、住み替えたい、相続や離婚など家売却での悩みを解決したい!

この記事では、家売却を初めてするあなたにおさえて欲しい基礎知識と、大事な家を高く売り、家売却を成功させるためのコツをご紹介します。

家売却のこと、知らないことだらけ…でも家を高く売りたい!

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

それじゃあ、まず記事の要点を押さえよう!

家売却_記事の要点

無料で査定を申し込む

不動産会社に依頼する前に!「仲介」と「買取」の違いを確認

家の売り方は「不動産会社の仲介での売却」「買取」「任意売却」の3つです。

一般的な家売却は不動産会社へ仲介を依頼

急な転勤など、急ぎの状態であれば「不動産会社による買取」、毎月の住宅ローンを返済できず滞納してしまう状況なら「任意売却」が向いています。

こういった特殊な状況でない限り、一般的かつ、もっとも高く売れる売却方法である「不動産会社による仲介」を選択しましょう。

あなたの状況に合わせて売却手段を選ぶのがポイントです。

あなたの状況 向いている売却方法
1ヶ月以内など、決められた日までに確実に売却したい 不動産会社による買取
不動産買取の説明記事へ移動
毎月の住宅ローンを返済できない 任意売却
任意売却の説明記事へ移動
上記以外
(このケースが一番多い)
不動産会社の仲介による売却
本記事の次章へ移動

任意売却は、住宅ローンが払えないときの特殊な売却ってわかったんだけど、仲介と買取の違いってなに…?

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

違いは誰に売るかだよ。一般的な不動産会社による仲介では買主は個人。買取の場合は、買主が不動産会社になるんだ。
「仲介」と「買取」の違いについて詳しく見てみよう!

家を高く売るなら「仲介」がオススメ!

車を売るなら「買取」が普通ですが、家を売るなら「仲介」が一般的です。

なぜなら、仲介の方が買取より高く売ることができるからです。

どうして買取だと仲介より安くなっちゃうの?

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

不動産会社のことを考えてみて。不動産会社は買い取った家を売りに出さないといけないんだ。そこで利益を出そうとすれば、市場より安く買って高く売りに出すことが必要になるよね。

な、なるほど…。不動産会社が面倒な売買を引き受けてくれるかわりに、買取は市場より安くなっちゃうんだね。

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ただし、買主が見つかるまで売れない仲介に比べ、買取は不動産会社が直接買い取ってくれるため、現金がすぐに手に入る点が大きなメリットになります。

すこしでも高く売りたい場合は「仲介」がオススメです。

一方、転勤や事情があり、時間がなく、安くなってもいいから早く売りたい場合は「買取」がオススメになります。

家を売るときの流れ

STEP 実際のアクション ポイント かかる期間
①準備 1.家の売却相場を確認する

2.複数の不動産会社に査定してもらう

3.不動産会社と媒介契約を結ぶ

信頼できる不動産会社を選ぶ! 1~4週間
②売り出し 4.売出価格を設定する

5.広告活動が始まる

6.内覧に対応する

7.価格交渉をする

売却活動は不動産会社と協力する! 1~3ヶ月
③契約成立 8.売買契約書はしっかり確認する

9.手付金を受け取る

10.残金決済・引き渡し

契約成立~引き渡しまでは気を抜かずに行う! 1~2ヶ月
④売却後 11.確定申告・納税 確定申告は損しないためにも正確に行う! 1週間

家売却の流れって長いんだね…。先に家売却のコツや注意点を見ても大丈夫?

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

大丈夫!家売却の流れは1~11に分けて詳細までしっかり書いているから、費用や売るときのポイントなどを先読みするのもありだよ。

STEP① 準備:信頼できる不動産会社を選ぼう!

家売却の流れ1~準備~

STEP①のポイントは信頼できる不動産会社を選ぶこと。

家売却だけでなく、不動産売却において、一番大事なのが自分にあった不動産会社に売却を依頼することです。

ここでは、準備段階として、不動産会社を選ぶまでの流れを解説します。

1.家の売却相場を確認する

家を高く売るためのコツ1

不動産会社が査定して価格を教えてくれるのに、自分で相場価格を調べないといけないの…?

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

相場価格を自分で調べる理由は、相場を理解していないと、不動産会社から掲示された査定価格が高いのか、安いのか判断できないからだね。

不動産会社に家の売却を依頼する前に、まずは自分の家がどのくらいの価格で売れるか、相場を理解しておきましょう。

なぜなら、いきなり不動産会社に行って査定を受けても、その査定価格が正しいものか分からないからです。

高いのか、安いのか、妥当なのかが分からないと、査定額を判断することができません。

結果として信頼できる不動産を選ぶことができず、損をすることもあります。

「不動産会社から掲示された査定額が適正であるか」を判断するのに必要なのは相場価格なんだね!…ところで相場価格ってどこで見るの?

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

下記の表から売却を検討している家の所在地を選ぶと、地価推移のほか、過去の成約情報(売却価格)を確認することができるよ!

不動産の過去の売却価格や地価をチェック

北海道・東北 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県
関東 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県
甲信越・北陸 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県
東海 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県
関西 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県
中国 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県
四国 徳島県 香川県 愛媛県 高知県
九州・沖縄 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県

相場価格は不動産販売のポータルサイトからも見ることができます。

  • 「不動産ジャパン」
  • 「REINS Market Information」

情報の見方を確認してから、実際のポータルサイトで相場価格を確認しましょう。

不動産販売のポータルサイトに掲載されている情報を閲覧する

インターネット上には、「不動産ジャパン」「REINS Market Information」のような不動産販売の情報を集めたポータルサイトが存在します。

相場価格を見るには、トップページから下記のような物件条件を入力して検索しましょう。

  • 売却予定の家の地域
  • 最寄駅
  • 面積

これで売却する家と似た条件の家がどのくらいの価格で販売されているのかが確認できます。

売りたい家がマンション売却の場合、同じマンションの部屋の販売価格はとても参考になります。

ポータルサイトで似たような物件見つけたよ!3,000万円かあ。今後の資金計画もやりやすくなりそう!

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

…。不動産販売のポータルサイトに記載されてる価格はあくまで売出価格だから注意しよう。3,000万円で売りに出しているだけで、その金額で売れると決まったわけではないんだ。

う、うりだし価格…。

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

【用語解説】売出価格とは

不動産会社の査定価格を元に、売主の「いくらで売りたいか」を加味した価格のこと。不動産広告に掲載される価格。

売出価格は、値引きされることを前提としてつけています。

実際の成約価格は掲載価格より低くなることに気をつけましょう。

では、「不動産ジャパン」と「REINS Market Information」の見方について説明します。

売出価格を知るなら「不動産ジャパン」

不動産ジャパンで相場を確認する方法

不動産販売のポータルサイトでおすすめなのが、公益財団法人不動産流通推進センターが運営する「不動産ジャパン」です。

全国の不動産流通業者ほぼ全てが加入しており、不動産ジャパンからアクセスできる情報の範囲が広い点がオススメです。

  1. 不動産ジャパン」へアクセス
  2. [不動産物件検索【買う】]から[マンション・一戸建て]などをクリック
  3. [自分の家の地域]を選択
  4. 検索条件で[自分の家の情報]を選択して絞り込む

自分の家と近しい条件の家がいくらで出されているか、確認しましょう。

成約価格を知るなら「REINS Market Information」

レインズマーケットインフォメーションのサイトキャプチャー

成約価格?不動産ジャパンで見た売出価格だけだとだめなの?

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

成約価格は実際に成約したときの価格だからね。売りに出したときは3,000万円だったけど、値下げや値引きで下がって2,500万円で売却、といった例もあるから、この成約価格も相場を知るうえで参考になるよ。

成約価格は、不動産流通機構が運営する「REINS Market Information(レインズ マーケットインフォメーション)」というサイトから確認しましょう。

  1. REINS Market Information」のトップページへアクセス
  2. [マンション・戸建て]から都道府県・地域を指定して検索
  3. [追加検索条件]から自分の家と近しい条件で絞り込む

自分の家と近しい条件の家がいくらで成約になったのか、確認しましょう。

2.複数の不動産会社に査定してもらう

家を高く売るためのコツ2

相場価格も知れたし、これで査定価格の判断もできるね!いい感じの不動産会社を見かけたから、その会社に全部お願いすればいいのかな?

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

不動産会社はたくさんあるから、いちばんいい会社を見つけるためにも複数の会社に査定をしてもらうことが大事だよ。ひとつだけだと比較もできないからね。

自分で大体の価格相場を調べたら、次は複数の不動産会社に家の査定を依頼しましょう。

複数社に依頼する理由は、査定価格が偏らないようにするためです。

査定価格はその不動産会社が「この価格なら売れるだろう」と決めている価格なので、会社によって数十万、百万円単位の違いが出ることもあります。

なかには媒介契約を取るために相場よりかなり高い金額を掲示する不動産会社もいるため、複数の不動産会社に査定を依頼するのが大切です。

また、不動産会社によっては「戸建てが得意」「マンションが得意」など得意不得意があります。

複数の不動産会社に査定を依頼したうえで、自分の家の種別が得意な不動産会社に頼むようにしましょう。

自分の家の種別が得意かなんてわからないよ~不動産会社に「一戸建ての売却は得意ですか?」と聞くの?なんだか聞きにくいなあ。

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

直接聞くのも手だけど、不動産会社の販売実績を確認するのが確実だよ。

具体的には、家の種別をしぼったうえで、不動産会社に直近3ヶ月での販売実績があるかどうか確認することで不得意なものでないかがわかります。

信頼できる不動産会社を見つけるには「不動産一括査定サービス」を使おう!

一括査定で家をお得に売れることを表すイラスト

複数社に査定の依頼をしようと思うんだけど、会社を探すのも大変だし、情報を毎回入力するのも手間がかかるんだね…。

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

そんなときは不動産一括査定サイトを利用してみよう!

ここまで説明してきたとおり、家の売却では複数の不動産会社に査定を依頼することが大切です。

しかしながら、ひとつずつ査定を依頼するのは時間と手間がかかるので、不動産一括査定サイトの利用をおすすめします。

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

不動産一括査定サイトは、インターネットから家の情報を入力して依頼するだけで、複数の不動産会社から査定価格(机上査定価格)を受け取れるんだ。

不動産一括査定サイトのサービス利用の流れは下記のようになります。

不動産一括査定のサービスの流れ図

不動産一括査定サイトのサービスを利用すると、まず机上査定価格を知ることができますが、査定には、物件の条件だけで機械的に算出する「机上査定」と、実際に家を見てから査定する「訪問査定」の2種類があります。

「机上査定」と「訪問査定」の違い
机上査定 訪問査定
書類の用意 不要 必要
査定スピード 30分~1時間程度 1週間程度
査定の精度 低い 高い
いつするか 査定依頼の最初 机上査定の後

早くてかんたんな「机上査定」と、時間はかかるけどちゃんと家の状態を見て考えてくれる「訪問査定」…どっちがいいの?

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

表にも書いてあるけど、机上査定の後に訪問査定をするのがオススメだよ。あと、家を売るなら「訪問査定」は外せない、って覚えておけば大丈夫!

査定の流れを確認

家を売るときは、机上査定価格を出してきた会社から訪問査定を依頼する会社を複数選び、最終的に仲介を依頼する不動産会社を選びましょう。

ここで査定額の比較ポイントを押さえておきましょう。

査定額の比較ポイント

家を高く売るためのコツ2.5

査定額を比較するときは、

  • 査定価格は高ければ良い、というものではない
  • その価格の妥当性が重要

この2つを意識して行うのがポイントです。

でも査定価格が高いとうれしいから選んじゃうかも。5,000万円…。

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

たしかにうれしいけど、査定価格はあくまで不動産会社が売れると思う価格であって、この値段で売れるという確証はないんだ。査定価格は5,000万円でも売れないから値下げしましょう!と言われたりもするんだよ。

不動産会社のなかには、売主からの媒介契約を勝ち取ろうとして、あえて高めの査定価格を出す不動産会社もいます。

査定価格はあくまで不動産会社が売れると思う価格です。価格の高さに一喜一憂して不動産会社を選ばないようにしましょう。

相場より高い査定金額を出したなら、その理由があるはずです。

不動産会社に査定金額の「根拠」を尋ねることで、価格の妥当性を判断するのが大切です。

合わせて不動産会社を選ぶコツについても紹介します。

査定価格の「高さ」ではなく「根拠」で不動産会社を選ぶ!

不動産会社を選ぶ6つのポイント

  1. 行政処分情報免許番号で業者をふるいにかける
  2. 査定の対応が良いかのチェック
  3. 直近の販売実績があるどうかのチェック
  4. 競合物件をきちんと確認しているかのチェック
  5. 訪問査定時に営業マンが物件調査しているかのチェック
  6. 大手or地元密着?特徴を知り自分に合った業者をチェック

うーん。チェック項目が多いよ…。

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

全部覚える必要はないから安心してね。行政処分情報や免許番号を確認して悪いところではないとわかったら、直近の販売実績を見て、後は実際の接客対応で判断しよう!

査定のときのスタッフがそのまま売却の担当になることが多いため、スタッフの対応は購入希望者への対応だと考え、不動産会社を選びましょう。

業者選びについて詳しく調べたいときは、こちらの記事がオススメです。

「国土交通省ネガティブ情報等検索システム」で不動産業者が過去に行政処分を受けていないかを確認する、といった基本的なことから「不動産会社は大手or地元密着どっちがいいの?」といった気になる情報までチェックできます。

マンション売却の業者選びというタイトルですが、マンション以外の戸建てなど家売却全体に使えるコツを書いています。

査定価格の比較ポイントを押さえたら、実際に査定をおこなってみましょう。

提携した優良不動産会社のなかから、あなたにあった最大6社をご紹介する不動産一括査定サービス「すまいうる」がオススメです。

机上査定の後に注意すべき査定額を上げるコツ!

査定価格の「高さ」で選ぶんじゃなくて「根拠」で不動産会社を選ぶのはわかったけど、査定額はあげたいな…。

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

気持ちはわかるよ。訪問査定では、プロの不動産会社が実際の家を見て査定をするんだ。その際に見られる箇所を事前にチェックして、査定額をあげるコツを伝えるよ!

訪問査定では、実際の家をプロの不動産会社が見て査定を行います。

ここで査定額を少しでも上げるコツをお伝えしますので、ぜひ実践してみましょう。

ただし、あくまで「査定額」は「この家ならこのくらいで売れるだろう」という予測価格にすぎません。

「実際に売れる価格」ではないことを留意してください。

査定額を上げるコツ
内容 費用 オススメ度
水回りは綺麗に掃除する ★★★
ゴミや荷物はできる限りどける ★★★
玄関の靴を片付け、少しでも広く見せる ★★★
カーテンを開け、日当たりのよい時間に査定に来てもらう ★★★
窓を開け、換気はしっかり行う ★★★
物を処分してすくなくする ★★☆
ハウスクリーニングを行う 数万円 ★☆☆ ※

※ハウスクリーニングについては、8章「家売却にかかる費用・税金を安く抑えるコツ」内の「リフォームはなるべく行わず、ハウスクリーニングにとどめる」で詳しく解説します。

水回りは見に来る人の印象に強く影響します。

水回りに臭いやカビなどがあると、劣化しているとみなされやすく、ここを綺麗にしているだけで、家がきれいに保たれているとアピールすることができます。

水回りはきれいに掃除する!あとはなにが効果的?

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

水回りをきれいにすることで、家自体がきれいに保たれているとアピールできるね。あとは、ものを少なくして部屋を広く見せるのと、整理整頓だよ。

査定額をあげるために大事なのは、水回りの掃除と整理整頓や片づけをしっかり行うことです。

なぜなら、見に来る人の印象を良くすることが大事だからです。

たとえば部屋を広く見せるには、ものを少なくすることも必要ですが、見えているものを整理整頓で片づけないことには、見る人の印象は変わりません。

大事なのは、見に来る人の印象を良くすること。そのための整理整頓や片づけもしっかり行いましょう。 

3.不動産会社と媒介契約を結ぶ

家を高く売るためのコツ3

売却を依頼する不動産会社が決まったら、媒介契約を結びます。

【用語解説】媒介契約とは

媒介契約とは、不動産の売却を媒介(仲介)してもらうための契約のこと。

媒介契約には専属専任媒介、専任媒介、一般媒介の3種類があります。

3つの媒介契約の比較表
比較項目 専属専任媒介契約 専任媒介契約 一般媒介契約
複数の会社との契約 × ×
自分で見つけた買主との直接取引 ×
レインズへの登録義務 5日以内に登録 7日以内に登録 任意(登録義務なし)
業務報告義務 1週間に1回以上 2週間に1回以上 任意(報告義務なし)
契約有効期間 最大3ヶ月 最大3ヶ月 規定なし(3ヶ月が目安)
自由度 ★☆☆ ★★☆ ★★★
すまいうるのオススメ度 ★★☆ ★★☆ ★☆☆

自由度が高い一般媒介契約だと不動産会社に注力してもらえない可能性も!

媒介契約には、複数の不動産会社と契約を結べる一般媒介契約と、1社のみと媒介契約を結ぶ専任系の媒介契約がありますが、不動産会社に注力してもらうためにも、専任系の媒介契約を選びましょう。

なぜなら、自由度が高い一般媒介契約だと不動産会社に注力してもらえない可能性があるからです。

自由度が高く、1社よりも複数の不動産会社と契約した方が売却のチャンスが多そうですよね。

しかし、複数社と契約できる一般媒介契約の場合、広告費をかけても他社に売買契約をされたら利益がゼロであるため、不動産会社が積極的に動かない可能性があります。

そのため、不動産会社に注力してもらうためにも、専任系の媒介契約がおすすめです。

また、不動産会社のなかには「専任系の媒介契約を結んだ場合は追加で広告を出したりする」といった特典の話をする会社もあります。

媒介契約は専任媒介契約がオススメ!

専任系の媒介契約のなかでも、すまいうるオススメの媒介契約は、専任媒介契約です。

専任媒介契約がオススメな理由

  • 一般媒介契約に比べ、決めた不動産会社との関係が密接になる
  • レインズへの登録義務がある
  • 自己発見取引が禁止されておらず、専属専任媒介契約よりは自由度が高い

※レインズとは不動産会社が情報共有をしているネットワークのこと。専任媒介、専属専任媒介契約の場合は、レインズへの登録義務がある。

専任系の媒介契約は、決めた不動産会社との関係が密接になるのに加え、レインズへの登録義務があります。

レインズへの登録は、売りたい家の情報が全国の買主の目に留まるきっかけになるため、家の売却が決まりやすくなります。

専任媒介、専属専任媒介契約の契約期限は3ヶ月です。

もしも最初の不動産会社の動きが良くなければ、このタイミングで他社に切り替えることをおすすめします。

3つの媒介契約については下記の記事で詳細を説明しています。

STEP② 売り出し:売却活動は不動産会社に積極的に協力する!

家売却の流れ2~売り出し~

STEP②の売り出しの段階では主に不動産会社が主体となって行います。

売主がすることはあんまりないの?

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

だからといってなにもしなくていい、わけではないよ。任せっきりにしないためにも、流れを確認しておこう!

不動産会社が主体となってすること、売主がすることを確認しましょう。

不動産会社が主体となって行うこと

  • 不動産ポータルサイトへの物件情報の掲載
  • 販売チラシの作成
  • 家の購入希望者の内覧対応など

売主が行うこと

  • 売出価格を不動産会社と一緒に設定する
  • 不動産会社の報告を確認する
  • 内覧対応を不動産会社の営業マンと一緒に行う

家を売りたいという気持ちを伝えるためにも、たとえば広告活動が始まったら、不動産会社からの連絡を待ち続けてはいけません。

売り出し期間中は、自分から「購入希望者や内覧希望者は見つかりそうですか?」といった定期的な連絡を取るのがポイントです。

不動産会社と積極的にかかわることで、スムーズな売却につながります。

4.売出価格を設定する

家を高く売るためのコツ3

  • 最低価格:ローン残債などから「この価格で売れないと生活ができない」という最低ライン
  • 希望価格:成約相場を見た際の「この価格で売れてほしい」という理想価格
  • 査定価格:不動産会社が査定した価格

これら3つの価格を参考に、不動産会社と相談しながら、最初の売り出し価格を決定しましょう。

購入希望者は値引きを交渉しますので、値引きを見込んだ価格設定ができれば大丈夫です。

5.広告活動が始まる

広告活動は特に不動産会社が行う「営業」の部分です。

不動産会社が広告活動として行うこと

  • 広告を出して集客する
  • 購入希望者と内覧のスケジュールを立てる

売主が気をつけておくべきこと

  • 不動産会社と連絡を密に取ること
  • 売却活動の状況を常に把握すること

になります。

不動産会社が集客に注力している時間は、売主もしっかりと連絡を取るのが大事です。

6.内覧に対応する

家を高く売るためのコツ5

査定額を上げるためにも水回りの掃除と整理整頓はした気がするよ…!

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

そうだね。内覧では購入希望の人が家に来るから、家の印象は大事だよ。また掃除しよう!

特に水回りはもっとも注目されるポイントなので、入念に掃除しましょう。

汚れがひどい場合はハウスクリーニング業者に依頼するのも一つの方法です。

内覧時に大事なことは以下の3つです。

  • 過度なアピールはしない
  • 笑顔で明るい対応を心がける
  • 聞かれたことに的確に応える

内覧者からは家を売却する理由を尋ねられるので、答えをあらかじめ用意しておきましょう。

売主はスケジュールを調整して売却機会を作る

家を高く売るためのコツ6

売却期間中はスケジュールに余裕を持ち、不動産会社が営業をして見つけてきた購入希望者のスケジュールに合わせることを意識しましょう。

特に内覧希望になりやすい、土日の日中などは空けておくのがベストです。

7.価格交渉をする

家を高く売るためのコツ7

購入希望者が現れると、具体的な価格の交渉に入ります。

ほとんどの場合、「売り出し価格から値引きしてほしい」と言われます。

できるなら値引きはしたくないなあ。でもそれで売れなくなっちゃうのは嫌だし、むずかしい…。

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

すこしの値引きでスムーズに売却が決まるならアリ、と考える人もいるよ。値引き交渉はほとんどの場合あるから、しっかり確認しておこう!

ここでは購入希望者からの値引き交渉の対応を説明します。

結論を言うと、価格交渉を考えて売り出し価格を決めていても、価格交渉には慎重になりましょう。

価格交渉の際のポイント3つ

  • 交渉する姿勢を見せる
  • 無理な値引きは断る
  • 価格を提示することで、売主に有利な妥協点を見つける

交渉する姿勢を見せる

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

「値引き交渉には、できる範囲で応じます」といわれるだけで、購入希望者にとってはうれしいんだよ。

まず「値引き交渉には、できる範囲で応じます」という売主の姿勢を見せましょう。

なぜなら、売主側としてはすこしでも高く売却したいはずですが、同じように購入希望者はすこしでも安く購入したいと交渉をしているからです。

家売却における交渉を成功させるには、両者どちらかの主張のみを通すのではなく、お互いにとって気持ちよい取引になるように考えることが大切です。

無理な値引きは断る

お互いにとって気持ちよい取引を行うことは大切です。

そのうえで「たとえば3000万円の家を、2000万円に値下げしてほしい」など、無理な値引きは断って大丈夫です。

また、売却活動をはじめて間もない時期に値引き要求があった場合など、ほかの購入希望者が現れる可能性が高い場合は見送るのも一つの手です。

価格交渉は、「売出価格を設定する」の章で紹介した「最低価格」「希望価格」「査定価格」を念頭において、不動産会社と相談しながら進めていきましょう。

この価格はゼッタイおさえたい「最低価格」、この値段だとうれしいと思える「希望価格」、あとは不動産会社からもらった「査定価格」だね…!

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

そう!値引き交渉は悩むところも多いから、プロである不動産会社と相談して進めていこう!

価格を提示することで、売主に有利な妥協点を見つける

2,590万円で売り出した家に「2,400万円で買いたい」って言われちゃった…。2,500万円とか2,490万円なら考えるんだけどなあ。

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

その場合はそう提案してみよう!「値引きできません」ではなく、たとえば「100万円引きの2,490万円でどうですか?」と妥協点を見つけるのもスムーズな売却のポイントだよ。

たとえば、売出価格2590万円の物件があったとします。

この物件に対し、「2400万円で買いたい」と値引きを交渉されたときは、すぐに値下げして対応したり、値引きできるできない、を答えるのではなく、

100万円値引きの2490万円でどうですか?」

と、買主にこちらから価格を提案してみましょう。

この方法で進めると、こちらから再提示した価格で成立する可能性が高いです。

また、買主の希望価格だけでなく、「購入が可能な上限額を教えていただけませんか」と逆質問をすることで、すこしでも値引き額を抑えられる可能性があります。 

STEP③ 契約成立~引き渡しまでは気を抜かずに行う!

家売却の流れ3~契約から引き渡し~

STEP③では契約成立から引き渡しまで、気を抜かないことがポイントです。

具体的な流れに従って、ポイントをおさえましょう。

8.売買契約書はしっかり確認する

売買契約書はしっかり確認しましょう。

なぜなら、売買契約書には瑕疵担保責任の免責のため、売買契約書に「現状有姿」「現状有姿にて引き渡す」という文言を入れるケースがあります。

【用語解説】瑕疵担保責任とは

購入した時点では明らかになっていない、隠れた不動産の欠陥(=瑕疵)があった場合、売主が買主に対して負う契約解除や損害賠償などの責任のこと。

瑕疵担保責任については、【ケース別】損せず「高く」売るための注意点の章で説明します。

瑕疵担保責任を免責する一文も、売買契約書に記載していないと無効になってしまうため、後々トラブルになりかねません。

不動産会社にも説明の義務はありますが、流し聞きをしてしまわないように、注意して聞きましょう。

9.手付金を受け取る

手付金については、以下3つのことを知っていれば問題ありません。

  • 手付金の相場は売買金額の510%20%以内に収まることがほとんど)
  • 手付金は違約金として扱われる(買主都合で契約解除の場合、売主が違約金として受け取る)
  • 手付金は売買金額の支払いに充当される

手付金の割合図

なお、売主が自己都合で売買契約を解除するケースでは、売主は手付金を返金した上で、手付金と同額を支払います。

つまり、売主都合で売買契約を解除する場合、手付金の2倍を違約金として買主に渡すことになります。そのため売買契約や手付金の段階にきたら、キャンセルなどは行わないのが鉄則です。

締結した契約は簡単には破棄できないことをしっかり認識しておきましょう。

10.残金決済・引き渡し

売買代金から手付金を差し引いた残代金の決済と、不動産の引き渡し、物件の登記が通常同じ日に行われます。

引き渡し当日の流れを確認しておきましょう。

引き渡し当日の流れ

引き渡す当日は、以下のような流れで進行します。

  1. 不動産会社の事務所などに関係者が集まる
  2. 買主からの入金確認
  3. 決済金でローンの残債を返済(売主のローンが残っている場合)
  4. 引渡し関係の書類に署名&捺印
  5. 金融機関に抵当権抹消に必要な書類を取りに行く
  6. 司法書士が法務局へ行き抵当権抹消登記および所有権移転登記

上記の手続きをもって、所有権が売主から買主に移転します。 

3.のローン残債の返済については、売主は事前にやっておくべきことがあるので、次で説明します。

売主は引渡し日までにローン完済の準備をしておく

売主に住宅ローン残債がある場合は、金融機関に完済手続きをおこないましょう。

引き渡しまでに実際に完済しなさいということではなく、「完済するための準備」をします。

完済手続きの方法としては、多くの場合は売主が金融機関に出向き、

  • 引き渡し日(決済日)の確認
  • 必要書類の確認および完済手続き

を行います。この手続きをもって、抵当権を抹消する準備が完了となります。

当日スムーズに完済手続きが済むように、引き渡し日までに金融機関に連絡をして、完済手続きの方法を確認し準備しておきましょう。

登記に関する詳しい説明は、こちらの記事もご参考ください。

STEP④ 売却後:確定申告は損しないためにも正確に行う!

家売却の流れ4~売却後~

STEP④では家が売れた後の確定申告について説明します。

高額な資産である家売却には、忘れてはいけない税金と確定申告があります。確定申告間際に焦らないためにも確認しておきましょう。 

11.確定申告・納税

家を売却できたら、その翌年に確定申告を行います。

基本的には譲渡所得がプラスのときと、譲渡所得がマイナスでも特例を利用するときは確定申告が必要になると押さえておきましょう。

売却を検討している段階で税金のことまで考えている人は少ないです。

確定申告や税金については、信頼できる不動産会社であればきちんと教えてくれるので安心してください。

しかし、万が一誰も教えてくれなければ、無駄なお金がお財布から出ていってしまうかもしれません。

そのため、確定申告については以下の記事で詳しく解説しています。

家売却にかかる費用一覧

費用項目 内容 必須 金額
仲介手数料 不動産会社へ支払う費用 400万円超の物件なら、「取引額の3%+6万円」
印紙税 売買契約書に貼付する印紙代

売買金額が1,000万円超5,000万円以下なら1万円。

5,000万円超1億円以下なら3万円。

抵当権抹消関連費用 住宅ローンの抹消費用

抵当権抹消の登録免許税は、不動産1個につき1千円。

司法書士報酬は1.5万円程度。

測量費用 戸建ての土地の境界が不明な場合に行う 必須ではない 30万円〜100万円
ハウスクリーニング費用 内覧の際の印象を良くするため、状況に応じて行う 必須ではない 5万円程度

不動産会社に支払う「仲介手数料」が一番高額!

家売却でかかるもっとも大きな費用は仲介手数料です。

仲介手数料は、以下の式で計算できます。

仲介手数料=(売買金額×3%+6万円)×1.1(消費税)

例えば、売買金額が2,000万円の場合、以下のような計算になります。

(2,000万円×3%+6万円)×1.1726000

となり、仲介手数料は726000円です。

売買契約が成立すると、通常は不動産会社に対して仲介手数料の半金を支払います。

残りの半金は物件の引き渡し後に支払います。 

手元の資金に余裕がない場合は、売却代金が振り込まれたあとに仲介手数料を支払えないか、不動産会社に相談しましょう。

なお、仲介手数料は売買金額によって変わりますが、その上限金額は宅建業法で定められています。

最近では手数料無料の会社もありますが、多くの不動産会社では、仲介手数料を法定上限額と取り決めています。

想定の売買金額から仲介手数料(上限)をチェックしたいかたは、以下のシミュレーションツールをご活用ください。

仲介手数料のシミュレーション

不動産の売買金額から自動で仲介手数料の上限を計算します。


不動産会社に支払う仲介手数料(上限)

仲介手数料は 円(税抜)です。

  • 仲介手数料は宅地建物取引業法(以下、宅建業法)で上限が定められており、本シミュレーションでは宅建業法に基づいて上限金額を算出しています。
  • 計算結果の小数点以下の端数部分は、切り捨て処理をおこなっています。
  • 仲介手数料は課税対象であり、上記の計算結果に別途消費税がかかります。
  • 本シミュレーションによる仲介手数料の計算結果は、お客様が入力された売買金額をもとに算出した法定上の上限金額です。
    実際に支払う仲介手数料は、実際の売買金額や不動産会社の取り決めによって異なります。
  • 売買金額が400万円以下と低廉な空き家等(土地・建物)である場合、本シミュレーション結果に現地調査費用相当額を加えた仲介手数料(上限18万円)を請求される可能性があります。(2018年1月1日施行「空家等の売買又は交換の媒介における特例」より)

そのほか家売却に関する手数料の詳細については、こちらの記事もご参考ください。

家売却にかかる費用・税金を安く抑えるコツ

ここからは、家売却の際にかかる費用を抑え、すこしでも手元に残る資金を増やすための方法について見ていきたいと思います。

  • 売買契約書に貼る「印紙税」は一部をコピーにする
  • リフォームはなるべく行わず、ハウスクリーニングにとどめる
  • 譲渡所得税・住民税は控除を使う

売買契約書に貼る「印紙税」は一部をコピーにする

売買契約書に貼る「印紙税」は一部をコピーにすることで、一通分を浮かせることができます。

印紙税は不動産売買契約書に対してかかるので、一般的には、売主分と買主分の2通分が必要になります。

ただし、売買契約書の原本ではなくて写し(コピー)の場合、課税文書とならずに印紙代金はかかりません。

コピーであっても契約の効果は同じなので、売主が保存する1通分はコピーにしましょう。

この方法を利用する場合は、

契約書は1通作成し、買主が原本を保管、売主はコピーを持つ

この文言を売買契約書に入れる必要があります。

不動産会社から発案されることもある節約方法で、全く問題もありません。

リフォームはなるべく行わず、ハウスクリーニングにとどめる

家を売却する場合にリフォームやハウスクリーニングを行う場合があります。

結論から言えばリフォームはおすすめしませんが、ハウスクリーニングはおすすめです。

リフォームは買主の希望に合わない可能性がある

古い家を売却しようとする場合、リフォームをすすめられる可能性があります。

しかし、古い家を購入しようと検討している購買層は購入金額を抑えたい人たちのため、効果がないことが多く、オススメではありません。

リフォームのデメリット

  • 売主がリフォームした内容が買主の生活に合わない可能性がある
  • リフォームした分、売却価格を上げると築年数の割には割高な家になる

雨漏りなどの明らかに必要な修理は行うべきですが、通常はリフォームを行わず、求めやすい価格のまま売却に臨みましょう。

ハウスクリーニングは水回りがおおすすめ

一方で、掃除については徹底的に行う必要があります。

6.内覧に対応するでも説明しましたが、掃除が徹底されている家とそうでない家では、内覧の印象が全く違います。

油汚れやこすっても落ちない水垢など、汚れがひどい場合は、プロのハウスクリーニング業者に依頼するのも手です。

【参考】リフォームとハウスクリーニングの費用相場

<リフォームの費用相場>

  • キッチン:50100万円
  • トイレ :2050万円 洗面台 :2050万円
  • お風呂 :50~100万円
  • 壁紙:1,000/㎡:6畳の部屋で約58万円程度

 <ハウスクリーニングの費用相場>

  • 水回りのみの掃除:5万円以下(おそうじ本舗やダスキンなどの大手の会社に任せる場合)
  • 一戸建て全体の掃除:10万円以下

譲渡所得税・住民税は控除を使う

家を売った後の税金は、政府の控除などを利用しましょう。

マイホームの売却で使える主な控除

  • 3,000万円特別控除
  • 10年超所有軽減税率の特例
  • 買換え(交換)の特例

マイホーム以外でも受けられる主な控除

  • 空き家に関する特別控除
  • 平成21年、22年取得の土地を譲渡したときの1,000万円特別控除

家売却に税金控除の詳細については、こちらの記事をご参考ください。

家売却に必要な書類チェックリスト

家売却に必要な書類は、下記の表をご覧ください。

下記に挙げた書類は、一般的に必要となる書類です。ほかにも必要な書類がないか、必ず不動産会社に確認しましょう。

必要書類は取り寄せが必要なものが多く、取り寄せる場合は1週間ほどかかります。早めに準備することが重要です。

売却依頼時に必要な書類チェックリスト
必要書類 取得場所 チェック
登記簿謄本 売主が保有している

法務局(オンライン請求も可能)

購入時の売買契約書・重要事項説明書 売主が保有している
住宅ローンの償還表 売主が保有している
物件の図面(販売パンフレットなど)

売主が保有している

売買契約時に必要となる書類チェックリスト
必要書類 取得場所 チェック
身分証 売主が保有している
実印 売主が保有している
印鑑証明書(3ヶ月以内のもの)

各市区町村の役所

市区町村によってはコンビニでも可能

住民票

各市区町村の役所

市区町村によってはコンビニでも可能

権利書(登記識別情報通知) 家取得時に取得
固定資産税納税通知書

毎年5月頃、各市区町村の役所から送付されている

建築確認通知書(検査済証) 売主が保有している
売買決済時に必要となる書類
必要書類 取得場所 チェック
ローン残高証明書 売主が保有している

抵当権抹消書類

(登記の委任状、解除証書もしくは完済証明書、登記事項証明書)

ローンを受けている金融機関から入手

家を売るときの注意点

ここからは家を売るときの注意点について解説していきます。

失敗しない家売却の注意点は、下記の記事で徹底的に解説していますが、ここでは記事のなかから、特に多くの人が該当する大事なポイントを取り上げます。

《共通》瑕疵担保責任について理解していないと、トラブルのもとになる!

売買契約の際、チェックしたいポイントとして瑕疵担保責任の期限について紹介しました。

かしたんぽ責任…はどうしてきちんと理解しておかないといけないの?

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

それはね、理解しておかないと最悪の場合、売買契約が白紙になったり、損害賠償になったりするからだよ。

【用語解説】瑕疵担保責任とは

購入した時点では明らかになっていない、隠れた不動産の欠陥(=瑕疵)があった場合、売主が買主に対して負う契約解除や損害賠償などの責任のこと。

瑕疵(かし)とは見えない欠陥や不具合のことで、雨漏りなどを指します。

たとえば売却したあと、瑕疵担保責任を負う期間中に雨漏りが見つかった場合、住宅としての機能に不具合があったため、売主は雨漏りの修理費を支払うなどの補償を行わなければいけません。

この瑕疵担保責任を負う期間は、民法上は1671項により、10年保証とされていますが、

一般的な中古住宅の売買契約においては、

  • 瑕疵担保責任を負う期間は売買契約で23ヶ月に定める
  • 「瑕疵担保責任を負わない」という特約条項を契約書に明記する

というのが一般的です。

※参考サイト:瑕疵担保責任の期間と内容(国土交通省 後援不動産流通実務検定)

この瑕疵担保責任を負う期間がしっかりと売買契約書に明記されているか、あるいは瑕疵担保責任免除という取り決めであれば、「瑕疵担保責任を負わない」と明記されているかを確認しましょう。

【注意】「わざと」瑕疵を伝えなかった場合は免責にならない

「瑕疵担保責任を負わない」と明記している場合でも、売主が把握している瑕疵をわざと買主に伝えていなかった場合、売主は瑕疵担保責任を免れることはできません。

瑕疵担保責任に問われないためには、3つの対策があります。

  • 家の不具合や欠陥は絶対に隠さない
  • 契約時に買主と正確な意思疎通を行う
  • 売却前にホームインスペクション(住宅診断)を行う

瑕疵担保責任について不安が残る方は次の記事も確認しておきましょう。

《戸建て》隣地との境界が定まっていないケースは測量の費用がかかる!

あなたが売ろうとしている家が戸建ての場合、売却する際に注意したいのが、隣地との境界です。

もしも隣地との境界がはっきり定まっていない場合は、基本的には測量して土地の境界を定めてからの売却となります。

なぜなら、正確な境界がわかっていない土地はなかなか購入希望者が出ないからです。

また、境界が定められていない場合、買主が住宅ローンを受けられない可能性もあります。

土地の測量は、土地家屋調査士に依頼します。測量にかかる費用は状況によりますが、30万円〜100万円程度かかります。

家売却で失敗せず、相場より高く売る3つのコツ

家売却で失敗せず、相場より高く売るためには、おさえておくべきコツがあります。

以下の3点を押さえましょう。

  • 複数の会社に見積もりをしてもらう
  • 地域密着型の不動産会社からも話を聞く
  • 一括査定サイトを上手に利用する

1.複数の会社に見積もりをしてもらう

家売却で失敗しないコツは、良い不動産会社を選ぶことです。

家の売却活動は、

  • 家の調査
  • 全体の段取り
  • 募集チラシの作成
  • 不動産ポータルサイトへの広告掲載
  • 内覧の案内
  • 売買契約書の作成
  • 司法書士の手配

などがありますが、これらはすべて不動産会社が担当します。

なので、不動産会社の働きが家売却の成否を決めると言っても過言ではありません。

不動産会社を選ぶ際には、不動産査定がカギとなります。

なぜなら、複数の不動産会社に査定を依頼した際、不動産会社によっては、契約を取るためにわざと高めの査定価格を出してくる会社もあるからです。

えっ、でも査定価格5,000万円って言われたもん…。

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

査定価格はあくまで不動産会社が売れると思う価格で、査定価格が5,000万円でも、その価格で売れる保証はどこにもないんだ。

高すぎる査定価格を出すような会社のなかには、契約を取った後、しばらく経って「売れないので市場価格より安めの価格にしましょう」と話を持ちかけ、契約を成立させて会社の利益を上げようとします。

このような悪質な不動産会社を選ばないためにも、不動産会社は不動産査定を通して選びましょう。

査定価格の「高さ」で選ぶのではなく、査定価格の「根拠」で選ぶのが重要です。

「3.一括査定サイトを上手に利用する」で説明しますが、多くの不動産一括査定サービスでは、提携の際に信頼できる不動産会社かどうかを見ているので、悪徳業者につかまる心配もありません。

なお、「どうしてその査定価格なのか」を聞くことで、こちらの質問に的確に答えてくれる会社かどうかもわかります。

2.地域密着型の不動産会社からも話を聞く

家を相場より高く売るためには、大手の不動産会社だけでなく、地域密着型の不動産会社からも査定を出してもらうなど、話を聞くことが大切です。

家の場所によっては地域密着型の不動産会社が、もっとも高い価格で家を売却してくれる場合もあります。

特に都会ではない場合は、その土地に詳しい不動産会社の方が買手やネットワークを持っていることも多いため、まずは地域の不動産会社の意見も聞いてみましょう。

3.一括査定サイトを上手に利用する

一括査定で家をお得に売れることを表すイラスト

ここまで「1.複数の会社に見積もりをしてもらう」「2.地域密着型の不動産会社からも話を聞く」が大事だと説明してきました。

複数の不動産会社や地域密着型の不動産会社に一件一件、査定依頼をするのは手間がかかるので、不動産一括査定サイトの利用がおすすめです。

不動産一括査定サイトを利用すれば、インターネットから売却する家の条件を入力してボタンを押すだけで、売却する家を取り扱える複数の不動産会社から査定価格(机上査定価格)を受け取れます。

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

まず自分の家を取り扱える不動産会社がどれくらいあるのか見てみよう!査定価格もすぐ受け取れるのでオススメだよ。

不動産一括査定のサービスの流れ図

不動産一括査定サイトはサービス運営にあたり、信頼できる不動産会社と提携しているため、売主としては悪徳業者につかまる心配がないところもメリットのひとつにあります。

注意したい点は、不動産一括査定サイトは、その家を扱える全ての不動産会社に問い合わせたわけではなく、あくまでもそのサイトと提携している不動産会社に対する問い合わせになっているところです。

一括査定サイトで良い不動産会社がなかったら、その他の一括査定サイトを利用する、あるいは、家の近くの地元密着型の店舗に相談するなどの対応を取りましょう。

家を売るときの状況や理由に応じたポイント

家売却の状況や家を売る理由によっては、気をつけておくだけで売却に差が出てくるポイントなので、ぜひ確認しておきましょう。

住み替えの場合

住み替えのときの家売却で注意したいのは購入が先の「買い先行」になるか、売却が先の「売り先行」になるかです。

住み替えでは「売り先行」がオススメとされています。

その最大の理由は、売り先行だと住居費がダブルでかかることがないからです。(買い先行は住居費が一定期間ダブルでかかることがあります)

住み替えのときの家売却では、購入と売却のタイミングを考えることが大切です。詳しくはこちらの記事でご確認ください。

住みながら家を売る場合

住みながら家を売ることはできるの?

ひなペンギンのアイコン

ひなペンギン

ペンギン先生のアイコン

ペンギン先生

住みながらでも家を売ることはできるよ。無理に空き家にする必要はないけれど、事前準備が大事になってくるから覚えておこう!

住みながら家を売るとき、気をつけるべきは内見への事前準備です。

無理して空き家にする必要はありませんが、内見に来た人の印象が悪くならないよう清掃や換気などを行いましょう。

住みながら家を売るときのポイントについては、こちらの記事でご確認ください。

相続した家を売る場合

相続した家を売却する場合、「相続登記」という手続きを行う必要があります。

手続き自体は、法務局に必要書類を提出することで完了しますが、気をつけるべき点は、

  • 建物と土地、それぞれに登記が必要
  • 相続人が複数いても不動産の「共有名義」の状態はトラブルの原因になるのでなるべく控える

こちらの2点です。

詳しくはこちらの記事でご確認ください。

親の家を代わりに売る場合

  • 親に売却意思がある場合:親が署名押印した委任状と印鑑証明があれば代理人として売却できる
  • 親の売却意思がわからない場合(認知症など):成年後見人を立てる

親の売却意思があり「家を売りたいが、手続きをすることが難しい」という場合、親の代わりに親名義の家を売ることができます。

委任状には法的に決まった形式はありません。

売買を仲介する不動産会社に専用のフォーマットがあることも多いので、まずは相談してみましょう。

また、親が認知症などの理由により、家や土地の売却意思をできない状態にある場合は、「成年後見人」を立てる必要があります。

詳しくは親の代理人として売る成年後見人として売る、で解説しています。

ローン中の家を売る場合

住宅ローンが残っている家を売ることはできますが、大前提があり、それはローンが完成することができるかどうかです。

売却前に完済ではなく、家が売れてから完済できれば大丈夫です。

そのため、売却時に家のローンが完済できるかを確認する必要があります。

ローン中の家を売る場合

①住宅ローンの残債<売却金額

②住宅ローンの残債>売却金額

①の場合は通常の売却で大丈夫ですが、売却した金額よりローン残債が多い②の場合は要注意になります。

詳しくはこちらの記事でご確認ください。

離婚して家を売る場合

離婚した際は「家売却をして、得たお金を半分ずつわける方法」が一番あとくされありません。

財産分与するときは、住宅ローンの有無をまず確認しましょう。

  • 住宅ローンがない場合:売却して財産分与
  • 住宅ローンはあるが売却で住宅ローンが返済できる場合:売却して財産分与
  • 住宅ローンがあり売却で住宅ローンが返済できない場合:将来的なリスクを考えると、任意売却して残った債務を整理した方がよい

詳しくはこちらの記事でご確認ください。

まとめ

ここまで、家売却を成功させるために押さえておくべき流れや、ステップごとのポイントをまとめてご説明していきました。

最後に記事をおさらいしましょう。

記事のおさらい

  • 家の売却は、相場を調べることから始まる
  • 査定は複数の不動産会社に依頼したほうがより妥当な価格がわかる
  • 「不動産一括査定サイト」を利用すると、効率よく不動産会社選びができる
  • 査定のポイントを知り、事前に対策をしよう
  • 高すぎる査定価格に騙されないためにも、「高さ」で選ばず、不動産会社に「根拠」を確認しよう

家の売却で悩むのは、不動産の売却が日常的ではなく多くの人にとって初めての経験であるためです。

また、周りにも家を売った経験のある人が少ないので、相談もなかなかできません。

しかし、今回の記事で解説したとおり、家を売却するために必要なことや基本の流れはすでに決まっています。

住んでいる家の資産価値は居住年数とともに下がるのが一般的です。そのため、家の売却はあとになればなるほど売れる可能性が低くなり、評価額も下がります。

家を売ると決めたら、すぐにでも行動しましょう。

今回の記事が、家売却を進める上でお役に立てば光栄です。

編集のすまいうる編集部さんの写真

編集 すまいうる編集部

不動産売却にまつわるお客様の悩みや疑問に寄り添い、正しい情報をわかりやすく伝えることをモットーに執筆・編集をおこなっています。 不動産は大切な資産。お客様が納得できる形で売却できるように、心を込めてサポートいたします。

関連記事

家売却で注意したい点と売却で失敗しないコツをご紹介!

家売却で注意したい点と売却で失敗しないコツをご紹介!

家のローンを払えない際の売却方法をわかりやすく解説します!

家のローンを払えない際の売却方法をわかりやすく解説します!

家売却時の電気は引渡し日まで止めない!電気・水道・ガスのタイミングを紹介

家売却時の電気は引渡し日まで止めない!電気・水道・ガスのタイミングを紹介

住み替えによる家売却は要注意!失敗しない売却・購入の流れとコツ

住み替えによる家売却は要注意!失敗しない売却・購入の流れとコツ

プロ直伝!住みながら家を売るときのポイント7選

プロ直伝!住みながら家を売るときのポイント7選

離婚すると家はどうすれば良い?離婚時の不動産の処分方法を徹底解説!

離婚すると家はどうすれば良い?離婚時の不動産の処分方法を徹底解説!

親の家を代わりに売却する方法!おさえるべき注意点と税金も徹底解説

親の家を代わりに売却する方法!おさえるべき注意点と税金も徹底解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

あなたの不動産いくら売れる?
提携優良不動産会社から最大6社一括査定依頼!

すまいうるは一部上場企業が運営する安心・安全な無料サービスです。