家売却マニュアル!家を売却する流れと注意点を分かりやすくご紹介!

2019.04.11投稿 家売却マニュアル!家を売却する流れと注意点を分かりやすくご紹介!
監修の中村裕介さんの写真

不動産ライター兼不動産経営者

監修 中村裕介

「家売却」と聞いて、どういうことを思い浮かべますか? イメージしづらいですよね。

仮にあなたが家を売りたい、売らないといけないと考えてみましょう。多くの人は不動産の知識がないので、どうやって売れば良いのか、何から始めて良いか、考えて答えを出すのが難しいですよね。

家を売りたい、住み替えたいだけでなく、「マイホームを購入したけどローン残債が払えない…」「相続した家がまだ手つかず…」などは、家売却で多くの人が抱える悩みです。

私はこういった悩みも、「家売却」について知ることで解決できると考えています。

といっても、知ればいい、だけでは、よくわかりませんよね。取り扱う金額も、生活に与える影響も大きいですし「誰に聞けばいいのかわからない」「聞きにくい…」と思われる方もいるでしょう。

具体的に家売却の何を知ればいいのか、要点はどこなのか。必要な状況になったとき、手探りで調べると手間も時間もかかります。

この記事ではこんな悩みを解決します!

  • 家を売るのって難しい?
  • 家売却の方法をゼロから知りたい。
  • 家売却では何に気をつければよい?

そこでこの記事では、あなたに押さえて欲しい家売却についての基礎知識と、家を売るまでの具体的な流れを最初から最後まで解説しています。

また、記事の後半では、家売却の注意点やどんな費用がかかるかについてもお伝えします。

家とひとことに言っても、物件の種別、築年数、大きさなど一つ一つの条件が異なります。しかし、売却に関するおおまかな手続きは共通しています。

この記事を読むことで、来る日に向けた家売却に関する疑問を解消できるでしょう。あなたのライフスタイルを考えるお手伝いになるかもしれません。

それではまず家売却の前に知っておきたいこと、3点に絞ってお伝えしていきます。さっそく読み進めてもらえたらと思います。

(すまいうる編集部)

家の査定を依頼する

【3分でわかる】家売却の前に知っておきたい3つのこと

まずは家売却の話の前に、知っておきたい基本的な考え方やポイントについて解説していきます。

1.買った時の価格より高く売るのは難しい

「新築で買ったあと大切に使ってきたから家の状態は良いし、地価もどんどん上がっているらしいから、うちの家も高く売れるかもしれない」

もし、あなたがそう考えていたなら要注意です。

なぜなら、実際の不動産取引においては、買った時より高く売れることはほとんどありません。

特に新築で購入した場合、新築の価格には売出のための宣伝広告費、不動産会社や建築会社の利益が上乗せされています。

中古物件でも宣伝広告を出しますが、新築物件の大規模な宣伝広告と異なりそこまでの宣伝はしません。

たとえ新築で購入した物件だとしても、売る時は購入時より築年数が経ち、設備も経年劣化しています。

購入時より家の価格は安くなるという点を念頭において、家売却の手続きを進めていきましょう。

2.売るなら早く動いた方が良い

あなたが家を売却するべきか迷っているのなら、すぐに決断して、売るなら早めに動きましょう。

家を売るには時間がかかります。不動産会社に問い合わせたり、色々な書類を準備したりと考えただけで面倒ですよね。

例えば、

「駅まで距離があって通勤に時間がかかるから駅近のマンションに買い替えたいけど、まだ家が使えるしなあ…」
「相続したあとの実家がそのままだけど、いつか売らないとなあ」

など、家の売却に着手したいと思いながら、毎日が忙しいせいでそのままズルズルと1年も2年も時間が経つのはよくあることです。

しかし、考えなければいけないことは、

  • その1~2年でも経年劣化により家の価値は下がってしまう
  • 迷っている間に購入見込みの人はすでに家を買ってしまう

ということです。

将来的には少子高齢化が進み、すでに地方によっては空き家が目立つ地域が出始めています。

家の売却が本当に必要なのかを改めて考え、家を売る必要があると判断したらすぐに行動を開始しましょう。

3.家の売却には3~6ヶ月程度かかる

物件種別や建っている場所、立地条件など、世の中には一つとして同じ家はありません。

そのため一概には言えないのですが、不動産会社に売却の仲介を依頼してから売買契約に至るまで平均で3ヶ月はかかります。

ほかには、仲介をお願いする不動産会社選びに時間がかかったり、引き渡しの期間もあります。さらに、一戸建てで土地の境界がはっきりしていない場合は、境界確立の作業も必要です。

これらを合わせると半年以上かかる場合もあります。

家の売却は長い時間がかかるので、早めの動き出しが肝要なのです。

家売却の具体的な流れ《6STEP》

本章では、家売却の具体的な流れについて解説していきます。

家を売却するときは、基本的に次のようなステップで進んでいきます。

  1. 家の売却相場を確認する
  2. 複数の不動産会社に家を査定してもらう
  3. 不動産会社と媒介契約を結ぶ
  4. 家の販売活動が始まる
  5. 購入希望者と売買契約を結ぶ
  6. 売却代金の受取・家の引き渡し

これから売却を始める人は最初のステップから見てください。

すでに売却のための活動を開始されている人は、自分がどのステップにいて、これから何をやるべきかを確認しましょう。

①家の売却相場を確認する

これだけは覚えよう!

相場価格を知ることで「不動産会社から掲示された査定額が適正であるか」を判断できる。

不動産会社に家の売却を依頼する前に、自分の家が市場でどのくらいの価格で売れるかの相場を理解しておきましょう。

なぜなら、いきなり不動産会社に行って査定を受けても、その査定価格が正しいものか分からないからです。高いのか、安いのか、妥当なのかわからないと不安になりますよね。

そこで一般市場価格を知るために、やるべきことをご紹介します。

不動産販売のポータルサイトに掲載されている情報を閲覧する

インターネット上には、不動産販売の情報を集めたポータルサイトが存在します。

不動産ポータルサイトのトップページから、

  • 売却予定の家の地域
  • 最寄駅
  • 面積

といった物件条件を入力して検索しましょう。

売却する家と似た条件の家がどのくらいの価格で販売されているのかが確認できます。マンション売却の場合、同じマンションの部屋の販売価格はとても参考になります。

ただし不動産販売のポータルサイトに記載されている価格は、あくまでも売出価格です。

【用語解説】売出価格とは

不動産会社の査定価格を元に、売主の「いくらで売りたいか」を加味した価格のこと。不動産広告に掲載される価格。

売出価格は、値引きされることを前提としています。

実際の成約価格は掲載価格より低くなることに気をつけましょう。

売出価格を知るなら「不動産ジャパン」

不動産販売のポータルサイトでおすすめなのが、公益財団法人不動産流通推進センターが運営する「不動産ジャパン」です。

  1. 「不動産ジャパン」へアクセス
  2. [不動産物件検索・不動産会社情報]タブから[不動産を探す【買う】]をクリック
  3. 不動産物件検索から[マンション・一戸建て]などをクリック
  4. 自分の家と近しい条件で絞り込む

不動産ジャパンで相場を確認する方法

成約価格を知るなら「REINS Market Information」

また、家売却の相場を知るうえで、過去の成約価格はとても参考になります。

不動産流通機構が運営する「REINS Market Information(レインズ マーケットインフォメーション)」というサイトから、自分の売却予定の不動産と似た物件の過去の成約情報を確認しましょう。

  1. REINS Market Informationのトップページへアクセス
  2. [マンション・戸建て]から都道府県・地域を指定して検索
  3. 自分の家と近しい条件で絞り込む

レインズマーケットインフォメーションのサイトキャプチャー

売出価格は実際に売りに出されている価格、成約価格は実際に成約が決まったときの価格です。

実際に家を売りに出すと、値引きの交渉が入ったり、なかなか購入希望者が現れず売出価格を下げることもあります。売出価格で成約にいたることは難しいと考えておきましょう。

②複数の不動産会社に家を査定してもらう

これだけは覚えよう!

複数の不動産会社を比較することで「自分にあった不動産会社」を見つけることができる。

家売却を不動産会社に依頼する前段階として、家の査定を依頼するというステップがあります。

自分で大体の価格相場が分かったら、複数の不動産会社に家の査定を依頼しましょう。

複数社に依頼する理由は、査定価格が偏らないようにするためです。

査定価格はその不動産会社が「この価格なら売れるだろう」と決めている価格なので、会社によって数十万、百万円単位の違いが出ることもあります。

なかには媒介契約を取るために相場よりかなり高い金額を掲示する不動産会社もいるため、複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。

信頼できる不動産会社を見つけるには「不動産一括査定サービス」を使おう!

一括査定で家をお得に売れることを表すイラスト

これだけは覚えよう!

不動産会社は査定価格の「高さ」で選ぶのではなく「根拠」で選ぶ。

複数の不動産会社に一つずつ査定を依頼するのは時間と手間がかかるので、不動産一括査定サイトの利用をおすすめします。

不動産一括査定サイトは、インターネットから売却する家の条件を入力してボタンを押すだけで、売却する家を取り扱える複数の不動産会社から査定価格(机上査定価格)を受け取れます。

一括査定サービスの流れを表すイラスト

査定には、物件の条件だけで機械的に算出する「机上価格」と、実際に家を見てから査定する「訪問査定」の2種類があります。

机上査定 訪問査定
書類の用意 不要 必要
査定スピード 30分~1時間程度 1週間程度
査定の精度 低い 高い

査定額を比較するときは、査定価格は高ければ良いものではなく、その価格の妥当性がポイントであることを意識して行うのがポイントです。

机上査定価格を出してきた会社から、訪問査定を依頼する会社を複数選び、最終的に仲介を依頼する不動産会社を選びましょう。

不動産一括査定サービスを利用して、机上査定、訪問査定を依頼した後はいよいよ売却のパートナーになる不動産会社を選びます。

不動産会社を選ぶポイント

  • 査定価格の「根拠」をしっかりと教えてくれるか
  • 下調べした相場価格と大きなズレがないか
  • スタッフの対応が親切でこちらの質問にも的確に答えてくれるか

査定のときのスタッフがそのまま売却の担当になることが多いため、スタッフの対応は購入希望者への対応だと考え、あなたに気持ちよく対応してくれる不動産会社を選びましょう。

すまいうるで家を査定する

※一括査定サービス「すまいうる」は、株式会社エイチーム(東証一部上場)のグループ企業が運営する無料サービスです。

③不動産会社と媒介契約を結ぶ

これだけは覚えよう!

3つの媒介契約の違いを理解して「自分にあった媒介契約」を選ぶのがコツ。

不動産会社が決まったら、媒介契約を結びます。

媒介契約とは、不動産の売却を媒介(仲介)してもらうための契約です。媒介契約は専属専任媒介、専任媒介、一般媒介の3種類があります。

3つの媒介契約の比較表
媒介契約の種類 専属専任媒介契約 専任媒介契約 一般媒介契約
複数の会社との契約 × ×
自分で見つけた買主との直接取引 ×
レインズへの登録義務 5日以内に登録 7日以内に登録 任意(登録義務なし)
業務報告義務 1週間に1回以上 2週間に1回以上 任意(報告義務なし)
契約有効期間 最大3ヶ月 最大3ヶ月 規定なし(3ヶ月が目安)

右に行くほど自由度が高い媒介契約となります。

一般媒介は複数の不動産会社と、専任媒介と専属専任媒介は1社のみと媒介契約を結ぶ契約です。

1社よりも複数の不動産会社と契約した方が売却のチャンスが多そうですよね。

しかし、一般媒介契約の場合、広告費をかけても他社に先に契約されたら利益がゼロであるため、不動産会社が積極的に動かない可能性があります。

また、全国の不動産会社は、レインズという情報共有ネットワークで情報共有しています。専任媒介、専属専任媒介契約の場合は、レインズへの登録義務があります。

専任媒介、専属専任媒介契約も似た契約ですが、おすすめは専任媒介契約です。

専任媒介契約は、自分で売主を見つける自己発見取引が禁止されていない特徴があります。そのため専属専任媒介契約より自由度が高いです。

専任媒介、専属専任媒介契約の契約期限は3ヶ月です。もしも最初の不動産会社の動きが良くなければ、このタイミングで他社に切り替えることをおすすめします。

④家の販売活動が始まる

仲介を依頼する不動産会社と媒介契約を結んだら、家の販売活動が始まります。

家の販売活動は不動産会社が主体となって行います。

具体的には不動産ポータルサイトへの物件情報の掲載、販売チラシの作成、家の購入希望者の内覧対応などがあります。

不動産会社が主体ですが、売主としては、不動産会社の報告を確認するほか、内覧対応を不動産会社の営業マンと一緒に行うことになります。

内覧前には、家の掃除と整頓を行いましょう。特に水回りはもっとも注目されるポイントなので、入念に掃除しましょう。汚れがひどい場合はハウスクリーニング業者に依頼するのも一つの方法です。

内覧時には、過度なアピールはせずに笑顔で明るい対応を心がけ、聞かれたことに的確に応えるようにしましょう。内覧者からは家を売却する理由を尋ねられるので、答えをあらかじめ用意しておきましょう。

⑤購入希望者と売買契約を結ぶ

購入希望者から買付申込書が入り、売買価格と売買条件で売主・買主が合意に至ったら、売買契約を結びます。この時、買主から売主に手付金が支払われます。

売買契約は買主と売主、双方の不動産会社が揃って行うのが通常です。

ただし、遠方に住んでいるなどの場合は、それぞれに販売契約書に署名捺印をして完了することも可能です。

売買契約時には、売買契約書の内容をチェックしましょう。具体的なチェックポイントは以下の通りです。

  • 売買価格、引き渡し日時、手付金の取り扱いに間違いがないか
  • 売主の瑕疵担保責任の期間は売却後何ヶ月までか

特に注意したいのが、瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)です。

瑕疵担保責任で注意すべき点は、次の章「家を売る時の注意点」で確認しましょう。

⑥売却代金の受取・家の引き渡し

売却代金の受け取りと家の引き渡し、登記は同じ日に行われます。

住宅ローンが実行されたら、買主から売主に手付金を差し引いた売却代金(残代金)が振り込まれます。入金を確認したら、売主は買主に対して権利書など登記に必要な書類、鍵などの引き渡し資料一式を渡します。

売主の住宅ローンが残っている場合は、司法書士に住宅ローンの抵当権を抹消する抵当権抹消登記を依頼します。

その後、仲介手数料の残りの半金を支払って、家売却は完了します。

家を売るときの注意点

ここでは、家売却の際の注意点について確認していきます。

残っている住宅ローンを支払えない場合は任意売却になる!

住宅ローンが残っている家には、住宅ローン先の金融機関の抵当権が入っています。

家に住宅ローンが残っていて、売却代金でもローンを完済できない場合は、自己資金でローン残債を支払う必要があります。手持ちの資金がない場合は、金融機関の同意なく家を売ることはできません。

それでも住宅ローンの支払いが厳しいといった事情で売らざるを得ない場合は、任意売却という形になり、任意売却を専門に取り扱う不動産会社に売却を依頼する必要があります。

【用語解説】任意売却とは?

融資元である金融機関と協議のうえ、住宅ローンを抱えたまま住宅を売却する方法

住宅ローンの残債で困っていて滞納をしたり、家を売却しても到底払えそうにない…というかたはこちらの記事も参考にしてみてください。

瑕疵担保責任について理解していないと、トラブルのもとになる!

売買契約の際、チェックしたいポイントとして瑕疵担保責任の期限について紹介しました。

ここでは、どうして瑕疵担保責任についてきちんと理解していないといけないのか、説明していきます。

【用語解説】瑕疵担保責任とは

購入した時点では明らかになっていない、隠れた不動産の欠陥(=瑕疵)があった場合、売主が買主に対して負う契約解除や損害賠償などの責任のこと。

瑕疵(かし)とは見えない欠陥や不具合のことで、例えば雨漏りなどを指します。売却時点で売主が把握していなかった瑕疵について、売主が負う責任を瑕疵担保責任と呼びます。

たとえば売却したあと、瑕疵担保責任を負う期間中に雨漏りが見つかった場合、住宅としての機能に不具合があったため、売主は雨漏りの修理費を支払うなどの補償を行わなければいけません。

この瑕疵担保責任を負う期間は、民法上は167条1項により、10年保証とされていますが、

一般的な中古住宅の売買契約においては、

  • 瑕疵担保責任を負う期間は売買契約で2〜3ヶ月に定める
  • 「瑕疵担保責任を負わない」という特約条項を契約書に明記する

というのが一般的です。

※参考サイト:瑕疵担保責任の消滅時効(全日本不動産協会)

この瑕疵担保責任を負う期間がしっかりと売買契約書に明記されているか、あるいは瑕疵担保責任免除という取り決めであれば、「瑕疵担保責任を負わない」と明記されているかを確認しましょう。

また、「瑕疵担保責任を負わない」と明記している場合でも、売主が把握している瑕疵をわざと買主に伝えていなかった場合、売主は瑕疵担保責任を免れることはできません。

瑕疵担保責任に問われないためには、

  • 家の不具合や欠陥は絶対に隠さない
  • 契約時に買主と正確な意思疎通を行う
  • 売却前にホームインスペクション(住宅診断)を行う

という3つの対策があります。

瑕疵担保責任について不安が残る方は次の記事も確認しておきましょう。

《戸建て》隣地との境界が定まっていないケースは測量の費用がかかる!

あなたが売ろうとしている家が戸建ての場合、売却する際に注意したいのが、隣地との境界です。

もしも隣地との境界がはっきり定まっていない場合は、基本的には測量して土地の境界を定めてからの売却となります。境界が定められていない場合、買主が住宅ローンを受けられない可能性もあります。

土地の測量は、土地家屋調査士に依頼します。測量にかかる費用は状況によりますが、30万円〜100万円程度かかります。

家売却に関する注意点の詳細については、こちらの記事もご参考ください。

家を売るのに必要な費用一覧

費用項目 内容 必須 金額
仲介手数料 不動産会社へ支払う費用 400万円超の物件なら、「取引額の3%+6万円」
印紙税 売買契約書に貼付する印紙代 売買金額が1,000万円超5,000万円以下なら1万円。
5,000万円超1億円以下なら3万円。
抵当権抹消関連費用 住宅ローンの抹消費用 抵当権抹消の登録免許税は、不動産1個につき1千円。
司法書士報酬は1.5万円程度。
測量費用 戸建ての土地の境界が不明な場合に行う 30万円〜100万円
リフォーム・クリーニング費用 内覧の際の印象を良くするため、状況に応じて行う 5万円程度

上記が家売却にかかる一般的な費用になります。このなかでも不動産会社に払う仲介手数料が一番高額になります。

家売却でかかる主な費用は仲介手数料!

家売却でかかるもっとも大きな費用は仲介手数料です。仲介手数料は、以下の式で計算できます。

仲介手数料=(売買金額×3%+6万円)×1.08(消費税)

例えば、売買金額が2000万円の場合、以下のような計算になります。

(2000万円×3%+6万円)×1.08=71万2800円

となり、仲介手数料は71万2800円です。

売買契約が成立すると、通常は不動産会社に対して仲介手数料の半金を支払います。残りの半金は物件の引き渡し後に支払います。

ただ、手元の資金に余裕がない場合もあるかもしれません。その場合は、売却代金が振り込まれたあとに仲介手数料を支払えないか、不動産会社に相談しましょう。 

なお、仲介手数料は売買金額によって変わりますが、その上限金額は宅建業法で定められています。最近では手数料無料の会社もありますが、多くの不動産会社では、仲介手数料を法定上限額と取り決めています。

想定の売買金額から仲介手数料(上限)をチェックしたいかたは、以下のシミュレーションツールをご活用ください。

仲介手数料のシミュレーション

不動産の売買金額から自動で仲介手数料の上限を計算します。


不動産会社に支払う仲介手数料(上限)

仲介手数料は 円(税抜)です。

  • 仲介手数料は宅地建物取引業法(以下、宅建業法)で上限が定められており、本シミュレーションでは宅建業法に基づいて上限金額を算出しています。
  • 計算結果の小数点以下の端数部分は、切り捨て処理をおこなっています。
  • 仲介手数料は課税対象であり、上記の計算結果に別途消費税がかかります。
  • 本シミュレーションによる仲介手数料の計算結果は、お客様が入力された売買金額をもとに算出した法定上の上限金額です。
    実際に支払う仲介手数料は、実際の売買金額や不動産会社の取り決めによって異なります。
  • 売買金額が400万円以下と低廉な空き家等(土地・建物)である場合、本シミュレーション結果に現地調査費用相当額を加えた仲介手数料(上限18万円)を請求される可能性があります。(2018年1月1日施行「空家等の売買又は交換の媒介における特例」より)

そのほか家売却に関する手数料の詳細については、こちらの記事もご参考ください。

家を売るのに必要な書類

家売却に必要な書類は、下記の表をご覧ください。

下記に挙げた書類は、一般的に必要となる書類です。ほかにも必要な書類がないか、必ず不動産会社に確認しましょう。

       
必要な書類名 入手先
登記事項証明書(登記簿謄本) 法務局で書面請求、郵送請求、オンラインで請求・送付か窓口交付。
購入時の売買契約書・重要事項説明書 家購入時に取得。ない場合は元の不動産会社に相談する。
権利証(登記識別情報通知) 家購入時に取得
地積測量図・境界確認書 家購入時に境界確立していれば家購入時に取得。ない場合は土地家屋調査士に依頼。
固定資産税納税通知書(もしくは固定資産税評価証明書) 各市区町村の役所から送付される。ない場合、各市区町村の役所で固定資産税評価証明書を取得する
マンション管理規約書(マンションの場合のみ) 家購入時に取得
物件の図面(販売パンフレット等) 家購入時に取得
身分証明書 免許書、パスポートなど。自己所有
印鑑 自己所有
印鑑証明書 各市区町村の役所か市区町村によってはコンビニで入手
金融機関の通帳 自己所有
住民票 各市区町村の役所か市区町村によってはコンビニで入手
抵当権抹消登記に必要な関係書類(登記の委任状、解除証書もしくは完済証明書、登記事項証明書) ローンを受けている金融機関から入手

まとめ

それでは、家売却についてまとめていきましょう。

記事のおさらい

  • 買った時の価格より高くは売れない
  • 売却までには3ヶ月以上はかかる
  • 家を売却するときは、相場を調べることから始まる
  • 査定は複数の不動産会社に依頼したほうがより妥当な価格がわかるのでオススメ
  • 複数の不動産会社に査定を依頼する時は「不動産一括査定サイト」を利用するのがオススメ
  • 査定価格は「高さ」で選ぶのではなく「根拠」で選ぶ
  • 隣地との境界が未確定であれば土地の測量が必要になる
  • 住宅ローン残債のある物件は金融機関の許可なく売却できない

家の売却で悩むのは、不動産の売却が日常的ではなく多くの人にとって初めての経験であるためです。

また、周りにも家を売った経験のある人が少ないので、相談もなかなかできません。

しかし、今回の記事で解説したとおり、家を売却するために必要なことや基本の流れはすでに決まっています。

あとは個々の家の状況に合わせて、不動産会社と相談しながら進めていきましょう。

記事前半で言及したとおり、家の売却はあとになればなるほど売れる可能性が低くなり、評価額も下がります。家を売ると決めたら、すぐにでも行動しましょう。

今回の記事が、家売却を進める上でお役に立てば光栄です。

監修の中村裕介さんの写真

不動産ライター兼不動産経営者

監修 中村裕介

宅地建物取引士、保育士

1983年福岡生まれ。上海復旦大学卒。 商社、保育園、福祉施設での勤務を経て、現在は不動産の記事を中心に手がけるライター兼不動産経営者。実際に店舗・住宅を提供している立場から、不動産に関する記事を執筆中。 趣味はフットサル、旅行、読書。美容と健康のために毎日リンゴ人参ジュース飲んでます。

関連記事

家売却の手数料はいくらかかる?家売却の手数料リストを紹介!

家売却の手数料はいくらかかる?家売却の手数料リストを紹介!

家売却で注意したい点と売却で失敗しないコツをご紹介!

家売却で注意したい点と売却で失敗しないコツをご紹介!

家のローンを払えない際の売却方法をわかりやすく解説します!

家のローンを払えない際の売却方法をわかりやすく解説します!

家売却時に電気はどうする?住んでいなくても停止は引渡し日にしよう

家売却時に電気はどうする?住んでいなくても停止は引渡し日にしよう

住み替えによる家売却は要注意!買い先行か売り先行か?

住み替えによる家売却は要注意!買い先行か売り先行か?

プロ直伝!住みながら家を売るときのポイント6選

プロ直伝!住みながら家を売るときのポイント6選

離婚すると家はどうすれば良い?離婚時の不動産の処分方法を徹底解説!

離婚すると家はどうすれば良い?離婚時の不動産の処分方法を徹底解説!

【徹底解説】親の家を売却する手順と相続財産ならではのポイント

【徹底解説】親の家を売却する手順と相続財産ならではのポイント

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

あなたの不動産いくら売れる?
提携優良不動産会社から最大6社一括査定依頼!

すまいうるは一部上場企業が運営する安心・安全な無料サービスです。