【実録インタビュー】社員が実際にマンション売却を体験!~①申込・契約編~
2018.06.29投稿編集 すまいうる編集部
\!初めてをサポート!/
マンション売却のすべてを公開中
多くの人にとって、人生で一度あるかどうかの「不動産売却」。
初めての経験で不安になりやすいのに、大きな金額が動くというW不安…。
また、何から始めたら良いのかもイマイチ分からない世界です。
そこで!実際に持ち家(マンション)を売りに出している、すまいうる運営チームのひろかず氏にインタビューを実施!
ひろかず氏は「一括査定」という方法で不動産会社へ査定依頼をしたそうで、その様子をいろいろ聞いてみました。
転勤などライフスタイルの変化で、所有の家・土地の売却を検討していて
「不動産の売却ってどう進めるの?」
「不動産の一括査定ってどんな感じ?」
というざっくりした不安や疑問をお持ちの人は、ぜひイメージづくりの参考にしてみてください。
なお、初心者には頭が痛くなりそうな専門用語については、最後の章でわかりやすく解説しています。必要に応じてご覧ください。
この記事の目次
はじまりは「今ならいくらで売れるんだろう?」という軽い動機
すまいうる編集部:
こんにちは!今日はよろしくお願いします。さっそくですが、ひろかず氏っておいくつですか?マンションを購入していたことに驚いたんですが。
ひろかず氏:
そうなんですか(笑)今は36歳で、29歳のときにマンションを買いました。いまから7年前です。
すまいうる編集部:
20代で!すごいですね。
ひろかず氏:
20代で一番高い買い物が「マンション」でした。当時はリーマンショック後の影響で、素人ながら土地の値段が安くて、相場よりもお得に購入した記憶があります。
すまいうる編集部:
安く買えるのは良いですね!でも家を買うって、その土地から簡単に移動できなくなるのでちょっと勇気がいりそう。
ひろかず氏:
ぼくは、死ぬまで住む前提で家を探して購入したわけじゃないんです。なんとなく「将来少しでも高く売れないか?」と漠然と考えていました。
すまいうる編集部:
永住じゃないんですね。マンションを買おうと思ったきっかけは何ですか?
ひろかず氏:
友人の付き添いで住宅展示場に行ったことです。買う気は微塵もなかったんですけど、「こんな家に住みたい・・・!」ってテンション上がっちゃって(笑)そのまま奥さんに相談しました。
すまいうる編集部:
私も展示場行ったことがありますが、あの雰囲気は自分の家が欲しくなっちゃいます。
ひろかず氏:
結局、諸事情で戸建てじゃなくマンションを購入したんですけどね。
すまいうる編集部:
では、売りに出そうと思ったきっかけは何ですか?
ひろかず氏:
最近、東京オリンピックを目前とした不動産バブルのような話を聞く機会が増えたことですかね。
それで、「今ならいくらで売れるんだろう?」ってマンションの値段を知りたくなったんです。
すまいうる編集部:
なるほど。「売ろう!」ではなく「価値を知りたい」だったんですね。
ひろかず氏:
そうなんです。価格によっては売却を考えても良いかなっていう、軽い気持ちでした。
不動産一括査定サービスを利用した2つの理由
すまいうる編集部:
家を売るって、何から始めたら良いか分からないんですが、ひろかず氏はどうやったんですか?
ひろかず氏:
普段から郵便ポストにチラシやDMが入っていたので、不動産の売買に詳しい会社があるとは知っていました。
でも今回は、一括査定サービスの「イエイ」「すまいvalue」の2つを利用してみることにしました。
すまいうる編集部:
一括査定って、1回の申込で複数の不動産会社に査定依頼できるサービスですよね。
なぜ一括査定にしたんですか?大手1社に頼めば、よしなに進めてくれそうなイメージがあるのですが。
ひろかず氏:
理由は2つあります。
- なるべく多くの査定評価から高い値段を確かめたかった。
- 大手と中小の事業者で価格が違うかどうかも確かめたかった。
「今ならいくらで売れるのか?」という興味がはじまりなので、最大でいくらの価値があるかを知りたくて。
すまいうる編集部:
1社だけだと、その会社の提示査定額が妥当かどうか分からないですしね。自分では相場の金額なんて想像つかないし。
一括査定に申し込んだ後は電話の嵐!
すまいうる編集部:
一括査定って、実際どんな感じですか?
ひろかず氏:
月曜日のお昼過ぎ、たしか午後3時頃から2つのサービスに申し込みしたところ、すぐに営業の電話がかってきました。
不動産会社って火曜・水曜定休のところが多いので、その前日なら営業電話の数が少なくなってくれるかなって淡い期待をしたんですけど(笑)
すまいうる編集部:
申し込んですぐって早いですね!
ひろかず氏:
そうなんですよ。時間に余裕のあるときに申し込んで良かったです。
とは言え・・・机上査定を選択したのですが、1社と電話中に他社からの電話がかさなり大変な状況になりました。
こんな感じで、夕方6時頃までに着信履歴が不動産会社10数社で全て埋まりました。
※実際の着信履歴の一部。申し込み後、断続的に電話があったことが分かる。
すまいうる編集部:
おぉ…時間があると言っても、ちょっとうんざりしてしまいそう。どんな内容の話をするんですか?
ひろかず氏:
内容としては、「なるべく精度の高い見積もりをしたいので自宅を見せてほしい」と言われることがほとんどでした。
こうした一括査定系のサービスだと、最初にアポイントをとった会社が有利になることが多いようです。
すまいうる編集部:
どの不動産会社も必死なんですね。もしかして、電話を受けた会社全部と直接会ったんですか?
ひろかず氏:
訪問査定のことですね。1社だけです。そのほかの不動産会社には机上査定でお願いしました。
すまいうる編集部:
訪問査定の決め手は何だったんですか?
ひろかず氏:
完全に主観ですけど、電話をくれた不動産会社の中で
- 落ち着いた口調で、信頼できそう
- 大手だといろいろ情報を持っていそう
という印象のあったA社を選び、申込当日の夜に訪問査定のアポイントを受けました。5日後の土曜日に来てもらう約束で。
すまいうる編集部:
1回の申込でポンポン決まっていきますね!
ひろかず氏:
もうね、勢いです(笑)
ちなみに、これらが「机上査定」をしてくれた不動産会社が出してくれた資料です。メールか紙資料かを選べたんですけど、ぼくは紙資料でお願いして。
一括査定に申し込んでから3営業日くらいで届きました。
※実際に送ってもらった紙資料。このほか、メールで受け取った机上査定資料もあるとのこと。
すまいうる編集部:
もっとお粗末なものかと思ったら、結構しっかりした資料ですね。しかも早い!
「価格を知りたい」から「売りに出す」決断をした理由
すまいうる編集部:
訪問査定当日はどんな感じだったんですか?
ひろかず氏:
担当者から到着の連絡を受けてマンションの集合玄関に向かうと、逆に出迎えてもらうような、丁重な対応をしてくれました。
来ていたのは役職付きの担当者と責任者の2名で、相当なる気合いの入れ具合を感じました。
「普段は営業一人なんですが、今回はどうしても契約したく2名体制で説明にきました!!!」って張り切っていて。
すまいうる編集部:
ひろかず氏が住んでいるマンション、よっぽど魅力的なんですね!
ひろかず氏:
「そんなに気合入れられても…困ったな…」と最初は困惑を拭いきれませんでしたよ。
すまいうる編集部:
売るというより、いま売った場合の価格を知りたくて申し込んだって言っていましたもんね。
ひろかず氏:
でも、営業担当者と歳が近かったことや、彼自身が自宅を数回売買して、そのほとんどでお得に住み替えている話を聞いて、徐々に気持ちが変わっていきました。
特に気になった点が、
「緊急性がない人ほど、マンション売却でうまくいく!」
「おそらく今年が不動産バブルのピークである」
っていう担当者の言葉です。
すまいうる編集部:
ん~??緊急性のない人がうまくいくっていう意味がいまいち…
ひろかず氏:
余裕を持ったスケジュールだと、優位な交渉で不動産取引ができるということらしいですよ。
ぼく自身、価値を知りたいという動機なので「緊急性のない人」に当てはまりました。
それで、衝動買いならぬ衝動売り!?のような感覚で、「売れなくてもいいから試しに売りに出してみよう!」とその場の勢いで売りに出すことを決めたんです。
すまいうる編集部:
決断力がすごい!
ひろかず氏:
いやいや…とはいえ自分ひとりの判断では家族に怒られてしまうので、後日、家族会議で相談してから正式に回答しました。
窓口をシンプルにするため「専属契約」を選択
すまいうる編集部:
不動産の売却には「媒介契約」っていうのがありますよね。大別して「専属契約」と「一般契約」の2種類ですが、ひろかず氏はどっちにしたんですか?
ひろかず氏:
緊急性はなかったので、窓口をシンプルにするために「専属契約」で進めることにしました。
※専属契約は2種類あり、ひろかず氏は「専属専任媒介契約」を選択。
すまいうる編集部:
専属契約ということは、複数の不動産会社に依頼できない。つまり、1社だけとの契約ってことですね。
ひろかず氏:
そうです。
もし自分がスピード優先で急いでいる場合だったら、「一般契約」で複数の不動産会社に競わせながら、各社をコントロールして売買していたかもしれません。
今回は、たまたま担当してくれた不動産会社が「自宅のマンションの過去の中古売買成約数NO.1」だったことも、専属契約する決め手のポイントでした。
すまいうる編集部:
専属契約したのって、訪問査定にきてくれたA社ですか?机上査定をお願いした他社ですか?
ひろかず氏:
訪問査定にきてくれた会社です。
- 高く売ることができそうな営業力があるか?
- 売った後でも、アフター保証があるか?
というポイントで不動産会社を選ぶつもりでいて、A社はそれを満たすと思えたんです。
すまいうる編集部:
営業力がないと、買主がなかなか見つからないですもんね。アフター保証を重視する理由は何ですか?
ひろかず氏:
意外と売買後にも揉めることも多いんです。万が一を考えると、大手の保証制度は見逃せません。
すまいうる編集部:
動く金額が大きいだけに、トラブルは極力避けたいところ。保証制度の有無は要チェックポイントかもしれませんね。
ひろかず氏は現在進行形で売りに出しているので、その状況について今後も何度かインタビューしていく予定です。
ぜひチェックしてくださいね!(すまいうる編集部)
初心者でも大丈夫!専門用語のざっくり解説
本インタビュー内で出てきた専門用語について、かんたんに解説しています。
難しいことが苦手な人でもイメージできるように、かなり噛み砕いた内容です。気になる言葉があれチェックしてください。
もし「あの説明がない!」という気になる用語があれば、問い合わせよりリクエストをお待ちしています。
不動産バブル
不動産の価値(価格)が高騰すること。
査定
「売れるであろう価格」を算出すること。
査定価格は、その価格での売却を約束するものではないので注意。
机上査定
実際に不動産を見ず、書類やデータのみでおこなう簡易的な査定方法。
おおよその価格を知りたい人向け。
訪問査定
実際に不動産を見て、データだけでなく現地の状況(周辺環境など)を加味した査定方法。
机上査定よりも精度が高く、売却意思のある人向け。
専任契約
売主または買主が不動産業者と結ぶ媒介契約の一種。不動産業者1社にしか売買を依頼できない(1社専属)。
その代わり、契約した不動産業者は依頼主(売主・買主)に活動状況を報告する義務がある。
一般契約
売主または買主が不動産業者と結ぶ媒介契約の一種。複数の不動産業者に売買を依頼できる。
その代わり、契約した不動産業者は依頼主(売主・買主)に活動状況を報告する義務がない。